3月31日、フランスの研究チームが発表した新研究によると、世界初のカラー写真のルーツは金属銀ナノ粒子によるものだという。
1848年、パリ国立自然博物館でエドモンド・ベクレル(Edmond Becquerel)が太陽スペクトルのカラー写真を作ることに成功した。
彼が「フォトクロミック」と呼んだ写真は、世界初のカラー写真とされている。
しかし、これらの写真は光に敏感なため、生き残ったものも少なく、最初に生産されたものも少なかった。
170年以上、これらの色の性質は科学界で論争が続いており、定説がない。
現在、フランス国立科学研究センター(CNRS)、フランス国立自然史博物館、フランス文化省などの研究チームが、エドモンド・ベクレルの色の異なるサンプルを作って複製した後、その答えを知った。
研究チームはフランスのSOLEIL放射光を用いて、塩化銀粒子で構成された基質中に金属銀ナノ粒子を発見し、これらナノ粒子の大きさと位置の分布が色によって変化することを明らかにした。
科学者たちは、光の色とそのエネルギーによって、感光板に存在するナノ粒子が再構築され、材料がすべての色の光を吸収し、私たちが見ている色を作り出すことができるようになると仮定している。
また,色に関連した特性を持つナノ粒子(表面プラズマ)が材料中に電子振動(金属銀ナノ粒子の振動)を伝播し,これらの振動のエネルギーを電子顕微鏡中の分光器で測定したところ,この仮説が裏付けられた。
謎解き!
最初のカラー写真の色を発見しました
